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なぜ海軍はよかったか

「海軍一家」、「軍人一家」という言葉があった。それは昔、旧海軍は良かったということにずるものである。

 自分の職業、当時は軍人が職業とは思わないが良いから息子に継がせ、孫にも継がせた。そして、娘の婿に海軍士官、多分に押しつけたと仄聞、を選んだ。弟が兄を、甥が伯叔父を見習った。現在でいうならば、世襲政治家のそれに相当するものであろう。

  期友についても父親、兄弟が先後輩であり、特務士官の息子に優秀な人材が多くいたことを知っている。

 一緒に入校、72期で卒業して「摩耶」で戦死した故東郷良一の祖父は、軍神東郷平八郎(兵期前)、父実(兵40期)が海軍少将。

 戦後、海上自衛隊に入隊しなかった兵学校78期までの人々、更にはわずかな期間であった予備学生出身の方々のほとんどから<海軍は良かった>という言葉を聞くし、論文、談話集を見る。

 本ちゃんの江田島出の我々からすると実に不思議であり、有難いことである。江田島の教育、ひいては海軍の教育がよかったことになる。そして海軍カレーもある。