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第2 海軍一家に想う(その1)

「海軍一家」、「軍人一家」という言葉があった。それは昔、旧海軍は良かったということにずるものである。自分の職業(当時は軍人が職業とは思わない)が良いから息子に継がせ、孫にも継がせた。そして、娘の婿に海軍士官(多分に押しつけたと仄聞)を選んだ。弟が兄を、甥が伯叔父を見習った。現在でいうならば、世襲政治家のそれに相当するものであろう。
 期友についても父親、兄弟が先後輩であり、特務士官の息子に優秀な人材が多くいたことを知っている。
 一緒に入校、71期で卒業して「摩耶」で戦死した故東郷良一の祖父は、軍神東郷平八郎(兵期前)、父実(兵40期)が海軍少将。


 ▲印は戦死、★印は特攻戦死、※印は殉職

(1)皇族、その他

期友名

期友の資料

親族の資料

備 考

梨本徳彦

臣籍降下

伯爵勲一等


宇治家彦

技術大尉

明治天皇のお沙汰により皇族の子弟は特例なければ軍人になられた元久邇宮
・伯父梨本宮の祭祀継承

松山 愛

兵器整備▲

クラーク山で

父・常次郎

海軍省政務次官

衆議院議員

妹美知子(平山画伯夫人)

(2)兵学校出身者

期友名

期友の資料

親族の資料

備 考

横尾 一

901空▲

マニラ東方の索敵

祖父・道c

3期

海軍少将

父・道春

機15期

海軍機関大佐

根本 克

回天搭乗員


 

大伯父・
 永島松籟

5期

海軍大尉

岩越朴雄

潜水艦


 

祖父・寒季

38期

海軍少将

田口英夫

潜水艦

 

父・久盛

21期

海軍少将

上田良和

伊5潜▲

サイパン島近海

父・良武

28期

海軍中将
義弟・慶澄 陸士53期

井上速雄

山城▲

スリガオ海峡

父・鉄治

少佐・病気退官

森田 恵

搭乗員(戦闘機)


 

叔父・登

30期

海軍少将

池中 勇

256▲

台湾東方海域

父・健一

31期

海軍少将
兄・徳 2短現

赤座 励

405▲

ダバオ基地

父・剛

32期

海軍中佐

阿部 守

11潜▲

フナフチ島偵察

父・泰男

34期

病気退職海軍中佐
伯父慎一郎 26期
叔父信夫 42期

湯野川守正

搭乗員(桜花特攻)


 

父・忠一

海軍大佐

山本元帥の姻戚
兄 忠成 陸軍中尉▲
妹音楽評論家湯川れい子

町田正雄

戦病死▼

飛学生中発病

父・進一郎

35期

海軍少将

松崎国男

701▲

四国上空迎撃

父・伊織

海軍中将

三木稠久

秋風▲

マニラ西方

父・太市

海軍少将

細谷孝至

潜水艦


 

父・義男

36期

海軍大佐
兄 忠至 予備学生

高橋義郎

搭乗員(偵察)


 

父・伊望

海軍中将

兄・太郎▲

69期

野分砲術長(レイテ沖)

次弟・鉄郎

75期

 

末弟・磐郎

78期

 

従兄・安達裕▲

71期

 

安達 裕

703▲


 

従弟・高橋義郎

友成通泰

涼月▲

豊後水道南

父・佐市郎

38期

海軍少将

手島又男

搭乗員(戦闘機)

 

伯父・武石秀登

海軍大佐

高橋武治

搭乗員(艦爆)

.

叔父・政一

39期

海軍大佐

神保正夫

56潜▲

南大東島近

父・勉一

海軍中将

河口太門

265空※

台湾・新竹

父・嘉勝

軍縮・少佐

畠山 信

501★

T攻撃部隊

父・耕一郎▲

・2南遣司令官予定者として赴任時・輸送機撃墜

兄・博

海軍軍医

 

弟・力

37期


 

義弟・川口源衛

66期

 

中嶋昭夫

艦艇(妙高・大破))
 

父・寅三郎

39期

海軍大佐・弾道学

田結 保
 
クラスヘッド

筑摩▲

レイテ島沖

父・穣

海軍中将、舞鎮長官

義兄▲
 佐々木冨二男

59期

鈴谷にて戦死・同じ海面で

義兄 永井昇

海自隊元海将

門前 宏

185潜▲

サイパン島近海

父・鼎▲

42期

・海軍中将
@ガ島上陸時の設営隊長
A第3護衛船団指揮官
 ・松風で指揮中、小笠原島近海

河野千俊

玉波▲

マニラ西方

父・千萬城

海軍中将(海軍通学校長)

土井 寛

搭乗員(中攻)

 

父・高▲

少将・船団指揮中乗艦沈没 

弟・淳

77期

 

清水正已

レーダ網
 設置関係

 

父・正心

43期

海軍大佐

土師延夫

翔鶴▲

マリアナ沖海戦

父・秀雄

44期

海軍少佐・上海事件の部隊長

松田広和

伊7潜▲

キスカ島近くで

叔父・松田千秋

海軍少将(大和艦長)

野元佑一

361潜▲


 

叔父・野元為輝

海軍少将

久保田勇

搭乗員(艦爆)

 

父・智▲ 

46期

・海軍少将・名取艦長 

今若勝雄

311▲

ダバオ上空

叔父・中山定義

55期

元海上幕僚長

武田元孝

4警備隊▲

・グアム島
陸戦玉砕

叔父
斉藤哲三郎

64期

五十鈴で▲

国分道明

搭乗員(戦闘機)


. 

従姉夫・森幸吉

57

兵校教官

大河原明夫

潜水艦


 

兄・湯浅弘

59期

伊179潜艦長で沈没事故

大岡高志

262★

銀河

兄・敬次

63期

ウルシー特攻

森 和夫

榛名で発病▼

戦後の戦病死

兄・栄

兵学校教官

清瀬一弘

搭乗員(偵察)


 

兄・文夫▲

66

鳥海飛行長・ブイン上空で

鈴木文雄

冲鷹▲

八丈島近海

長兄・勲

機関学校

次兄・瞭五郎

68

 

二神 勝

302▲

オルモック湾上空

次兄・弘

 

陸軍少佐

3兄・季種▲

68

ガダルカナル空戦で戦死

児玉光雄

201空★

彗星特攻
沖縄東方

兄・秀雄

 

乙部英爾

潜水艦


 
長兄・聖爾

技術士官

レーダーチャフ担当

次兄・雄爾▲

68期

佐世保空(ニューギニ戦死)

重本 剛

364潜▲

ウエーキ島輸送中

兄・俊一

70

 

義父・軍一

特務士官

実の叔父

井上 至

エンガノ沖▲

瑞鶴から発進

兄・井上忠

71

トラック島の警備隊で終戦
兄弟で同期生というのは少ない

伊吹寿夫

艦艇

 

弟・明夫

72期

 

川添 透

艦艇

 

弟・晋

73期

 

市川 毅

涼風▲

トラック発ブラウン輸送

弟・節

 

川島 巌

蛟竜隊▲

陸戦移行
沖縄蛟竜隊

弟・健作


 

加賀谷武

回天特攻★

ウルシー攻撃

弟・喜八

72期

 

加来哲哉

804▲

台湾東方空域

弟・郁輔

 

福士愛彦

艦艇


 

弟・敦

75期

 

岩石博明

偵察3▲ 沖縄上空 弟・淳  
義弟
西野高行
 

檜垣保雄

搭乗員(戦闘機)

 

実弟
末光幸男

 

実弟
楢崎勝三

78期

 

鈴木正彦

樅▲

マニラ西方海域

弟・泰彦

 

坂室幸雄

102▲

 

弟・俊雄

76期

 
鬼塚美雄

搭乗員(偵察)

 

弟・俊郎

鬼塚君末弟逸氏夫人洋子さんは故山本元帥夫人姪ごさん
鬼塚夫人故帖佐裕の従妹

遠山司三郎

搭乗員(偵察)

 
弟・隆  

兄・静雄

54

後出

桑原 知

百里空★

第一正統隊長

弟・達夫

77期

 

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