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恩賜の短剣拝受者(10名)の戦陣

▲印は戦死を示す
期友氏名 出身中学校名 戦 歴 備 考
田結 保▲ 府立1中 長門・武蔵・筑摩 19・10・25
レイテ沖海戦
筑摩沈没で戦死
1分隊伍長
4学年間首席
野村 実 彦根中 武蔵・瑞鶴
東京通信隊付兼軍令部付
兵学校教官(大原分校)で終戦 2分隊伍長
加藤正一▲ 横須賀中 扶桑・愛宕
・40期飛学生・横須賀空・252空・攻撃501(銀河)
19・1・14
台湾沖航空戦で戦死
13分隊伍長
クラスでの最年少者
二階堂
春海
神戸1中 山城・鳥海
・42期飛学生
百里原空教官で終戦 4分隊伍長
山本達雄▲ 府立3中 伊勢・足柄
普潜9期学生・呂108潜
19・5・26
サイパン島近海の
潜水艦作戦で戦死
5分隊伍長
曽山威人▲ 鹿児島1中 日向・那智
40期飛学生(陸攻)・松島空
20・3・31
陸攻機長として
司令搭乗用務濃霧・松島湾に不時着殉職
10分隊伍長
土井 寛 府立8中 飛鷹
40期飛学生(陸攻)
横須賀空で陸攻機長として終戦 3分隊伍長
航空自衛隊入隊
空将 
安達 裕▲ 浜松1中 武蔵・長門
・40期飛・752空・攻撃703(陸攻)
19・10・12
台湾沖航空戦戦死
14分隊伍長
常広栄一 呉2中 扶桑・金剛
普潜10期学生・伊165潜・高潜9期
波号209潜艦長
で終戦
12分隊伍長
戦後海上自衛隊入隊
海将 
奥西平治▲ 神戸3中 山城・妙高
101期普通科砲術学生・愛宕
19・10・23
レイテ沖海戦
愛宕沈没で戦死
8分隊伍長

                         故野村實の戦後経歴

                 戦後復員事務官として極東裁判を膨張、記録作成を担当
 戦後、防衛庁入り
  戦史編纂官、戦史研究室長、防衛大学校教授、防衛大学校図書館長
 
 退職後
 愛知工業大学客員教授、軍事史学会顧問
 (平成5年2月7日放送)NHKスペシャル「ドキュメント太平洋戦争・第3集エレクトロニクスが戦を制す」に出演
 著作「山本五十六再考」、海戦史に学ぶ」、日本海海戦の真実」他

 同君は71期の首席卒業者田結保君戦死後のクラス団結の中心であったが、戦後の混乱期に大病を患ったために長期間の入院治療 のため海自隊創設期の入隊がかなわず、病気回復後事務官として海自隊に入隊。
その間、慶応大学の文学博士号を獲得、自衛隊勤務中、退職後を通じ上記のごとく活躍。平成13年5月18日死去